ゲーム配信・実況を始めたいけど「何を揃えればいいかわからない」「予算をどう割り振るか迷っている」という方に向けて、必要な機材と予算別の構成を解説します。
ゲーム配信に必要な機材一覧
| 機材 | 必須度 | 役割 |
|---|---|---|
| PC | ★★★ | 配信・録画のすべての処理を担う中核 |
| マイク | ★★★ | 視聴者の継続率に最も影響する音声入力 |
| ヘッドセット | ★★★ | ゲーム音のモニタリングとボイスチャット |
| キャプチャーボード | ★★☆ | Switch・PS5など外部コンソール機の映像取り込み |
| 照明 | ★☆☆ | 顔出し配信時の映像ノイズ低減 |
| Webカメラ / ミラーレスカメラ | ★☆☆ | 顔出し配信時の映像入力 |
| グリーンバック | ★☆☆ | ゲーム画面との背景合成 |
※ PCゲーム(Steamなど)のみ配信するならキャプチャーボード不要。Switch・PS5等は必要。
配信に必要なPCスペック
| 項目 | 最低スペック | おすすめスペック |
|---|---|---|
| CPU | Core i5 第8世代以上 | Core i7 第12世代以上 |
| RAM | 16GB | 32GB(VTuber・最新ゲーム対応) |
| GPU | GTX 1660以上 | RTX 3070以上 |
| ストレージ | SSD 512GB | NVMe SSD 1TB以上 |
| 上り回線速度 | 10Mbps | 20Mbps以上・有線LAN推奨 |
RAMについて: 16GBは最新AAAタイトル+OBS+ブラウザの同時起動でスワップが発生しやすく、配信がカクつく原因になります。VTuberとして活動する場合はアバター制御ソフトが追加で必要なため32GBが安全圏です。
回線について: スピードテストの最大値ではなく「持続的に安定した速度」が重要です。設定ビットレート(例:6,000kbps)の2倍以上の帯域を有線LANで確保することで、映像ブロックノイズや配信断絶を防げます。
配信ソフト:OBS Studio(無料)
世界中の配信者が使う定番ソフト。無料で高機能です。画質・音質設定・シーン切り替え・オーバーレイ表示などが自由にカスタマイズできます。
OBSでよくあるトラブル:ゲーム画面が黒くなる
OBS v30.2〜31.0で「ゲームキャプチャ」ソースを使うとゲーム画面が真っ黒になる不具合が多発しています。原因はOBSがゲームプロセスに割り込む際の「証明書検証」がセキュリティに検知されるためです。
対処法(いずれか1つを試す):
- OBSを最新版(31.1.0以降)にアップデートする
- 問題が起きる前の安定版(v30.2.3等)にダウングレードする
- キャプチャ方式を「ウィンドウキャプチャ」または「画面キャプチャ」に変更する(確実性が高い)
- OBS関連の古いDLLキャッシュファイルを削除してから再インストールする
複数プラットフォームへの同時配信
TwitchとYouTube Liveに同時配信したい場合、OBSに「マルチRTMPプラグイン」を導入することで無料で実現できます。有料の外部サービスは不要です。
予算別おすすめ機材構成
【入門】:今日から始める最小構成
顔出し・照明は後回しにして、音声とゲーム映像の確保に集中するプランです。
| 機材 | 商品 | 価格 |
|---|---|---|
| マイク | HyperX SoloCastを楽天市場で見る → | 約6,000円 |
| ヘッドセット | HyperX Cloud Stinger 2を楽天市場で見る → | 約7,480円 |

| キャプチャーボード(必要な場合) | AVerMedia Live Gamer Portable 2 Plusを楽天市場で見る → | 約13,000円 | | 合計 | — | 約11,000〜24,000円 |
PCが既にあれば1〜2万円で今日から配信を始められます。顔出しなしなら照明・カメラは不要です。
【標準】5〜15万円:顔出し配信・本格スタジオ
| 機材 | 商品 | 価格 |
|---|---|---|
| マイク | HyperX QuadCast Sを楽天市場で見る → | 約18,000円 |
| ヘッドセット | SteelSeries Arctis Nova Proを楽天市場で見る → | 約30,000円 |
| キャプチャーボード | AVerMedia Live Gamer 4Kを楽天市場で見る → | 約30,000円 |
| Webカメラ | ロジクール C920nを楽天市場で見る → | 約7,000円 | | 照明 | Elgato Key Light Miniを楽天市場で見る → | 約14,980円 |

| 合計 | — | 約97,000円 |
照明はカメラの画質改善に最も費用対効果が高い投資です。暗い部屋で高価なカメラを使うより、照明1台でノイズが劇的に減ります。
【上級】:プロ・専業配信者仕様
| 機材 | 商品 | 価格 |
|---|---|---|
| マイク+アーム | Shure MV7を楽天市場で見る → + マイクアーム | 約35,000円 |

| ヘッドセット | SteelSeries Arctis Pro Wirelessを楽天市場で見る → | 約35,000円 | | キャプチャーボード | AVerMedia Live Gamer 4Kを楽天市場で見る → | 約30,000円 |
| カメラ | Sony ZV-E10 IIを楽天市場で見る →(ミラーレス一眼) | 約75,000円 | | 照明 | Elgato Key Lightを楽天市場で見る → | 約14,980円 |

| 合計 | — | 約220,000円 |
⚠️ ハイエンドキャプチャーボードの注意点: Elgato 4K XおよびElgato 4K Proはスペック上は最高峰ですが、ドライバーの不安定さによるクラッシュや、新型コンソールとの映像非互換性の報告が多数寄せられています。同価格帯ではAVerMedia Live Gamer 4Kの方が安定性で高い評価を得ています。
マイク選びのポイント(ゲーム配信向け)
絶対に「単一指向性(カーディオイド)」を選ぶ
全方位の音を拾う無指向性マイクは、キーボード音・マウスクリック・PCファン音をすべて収音してしまいます。単一指向性はマイク正面の音だけを集音し、背面からの音を物理的に減衰させます。
マイクアームが有力のノイズ対策
音源(口元)に近いほど、声のレベルに対する環境ノイズの割合が下がります(逆2乗の法則)。高いマイクを買うより、マイクアームで口元5〜10cmに近づける方が効果的です。デスクスタンドのままでは口から離れすぎてノイズが入りやすくなります。
ゲーム配信向けおすすめマイクTOP3
| 順位 | 商品 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | HyperX SoloCastを楽天市場で見る → | 約6,000円 | コスパ最高・USB接続・単一指向性 |
| 2位 | Razer Seiren Miniを楽天市場で見る → | 約8,000円 | スーパーカーディオイドで側面ノイズもカット | | 3位 | HyperX QuadCast Sを楽天市場で見る → | 約18,000円 | 4指向性切替・ショックマウント内蔵 |
→ 詳しい比較はマイクおすすめ記事へ
キャプチャーボードの選び方
PCゲーム(Steam等)のみなら不要。外部コンソール機には必須。
キャプチャーボードが必要なケース:
- Nintendo Switch の配信・録画
- PlayStation 5 の配信・録画
- Xbox の配信・録画
おすすめキャプチャーボード
| 商品 | 価格 | 対応解像度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| AVerMedia Live Gamer Portable 2 Plusを楽天市場で見る → | 約13,000円 | 1080p60fps | 入門向け・安定性◎ |
| 玄人志向 KURO-CPC-4Kを楽天市場で見る → | 約13,600円 | 4K対応 | コスパ良・新興モデル |
| IODATA GV-HDRECを楽天市場で見る → | 約18,400円 | 4K対応 | 国内メーカー・安心感 |
| AVerMedia Live Gamer 4Kを楽天市場で見る → | 約30,000円 | 4K60fps | 高画質・安定性高い |
→ 詳しい比較はキャプチャーボードおすすめ記事へ
配信前チェックリスト
毎回の配信前に必ず確認しましょう。
- OBS Studioが最新版か、または安定して動作するバージョンか
- TwitchまたはYouTubeのストリームキーが正しく設定されているか
- ゲームを起動した状態でCPU・GPU使用率が100%に張り付いていないか
- マイクのテスト録音をして音割れ・過大なノイズがないか
- ゲーム音と実況音声のバランスが適切か(実況音声が前に出ているか)
- speedtest.netで上り速度を計測し、設定ビットレートの2倍以上あるか
- 配信内で使用するBGMの著作権を確認したか
まとめ
| こんな人は… | この構成を選ぼう |
|---|---|
| まず試してみたい | マイク+ヘッドセット(約11,000円〜) |
| 顔出し配信もしたい | 標準構成(約10万円) |
| 本格的に活動したい | 上級構成(約22万円) |
機材を揃えることより、まず配信を始めることが最も重要です。最小構成でスタートして、視聴者が増えてきた段階で必要な機材を追加していくのが最も合理的なアプローチです。
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